栗の栄養と健康効果

栗をもっと知ろう

栗の品種は大きく早生栗、中生栗、晩生栗に分けることができます。早生栗は8月末~9月下旬あたりまでの栗で、代表品種となる「丹沢」は9月上旬~9月中旬に獲れます。実は大きく淡褐色で栗農林1号です。品質が良く、生食、加工用共にOKです。「出雲」も市場性が高い品種です。


中生栗は9月下旬~10月中旬あたりまでの栗で、「筑波」、「銀寄」、「利平」がありますが、あまり大量には出回っていないようです。中では「利平」が甘味も強く肉質良好で市場価格が高くなっています。


晩生栗は10月上旬~10月下旬あたりまでの栗で、「石鎚」は品質がよくて加工原料向き、貯蔵用として最適です。


次は栗の保存方法です。基本的に皮栗(まるごと)は、よく洗って早めに食べるのが原則です。1週間以内に食べるのがお勧めです。冷蔵庫に入れるなら、水気を取って新聞紙にくるみ、チルド室に入れて保存してください。


冷凍処理する場合は、まずよく洗ってから冷凍庫に入れます。おおよそ半年くらいはもちます。ただしこうして冷凍保存した栗は煮る料理(甘露煮等)には向かないようです。ゆで栗にしましょう。


解凍は 沸騰したお湯に入れそのまま入れてゆでましょう。むき栗 の場合は、日持ちはほとんどしません。冷蔵するなら、よく洗ってから氷水の中に入れてチルド室へ入れますが、それでも3日くらいしかもたないでしょう。基本、栗は旬の季節に新鮮なものを食べるのが一番のようです。